【1月4日 AFP】英国は4日、オックスフォード大学(University of Oxford)と製薬大手アストラゼネカ(AstraZeneca)が共同開発した新型コロナウイルスワクチンの接種を開始した。

 国民保健サービス(NHS)によると、同ワクチンの接種を最初に受けたのは82歳の男性だという。

 同ワクチンは、米製薬大手ファイザー(Pfizer)と独製薬ビオンテック(BioNTech)や、米製薬大手モデルナ(Moderna)が開発したワクチンとは異なり、超低温保存が不要であるため、専門家の多くは新型ウイルスとの闘いにおいて形勢を一変させる鍵になるとみている。また、経済力の乏しい国々へのワクチン供給が進むことも期待できる。

 ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相は公共放送BBCに対し 、先月上旬にファイザー製ワクチンが承認されて以降、国内ではすでに約100万人の接種が済んでおり、今後3か月でさらに数千万人の接種を行いたいと語っている。(c)AFP/Anna MALPAS with AFP bureaus