【1月5日CGTN Japanese】北京市地方金融監督管理局は2020年12月31日、デジタル人民元の北京冬季五輪での運用に向けたテストが北京地下鉄大興空港線で開始したと発表しました。

 フィギュアスケート世界チャンピオンの申雪選手を含む体験者は招きを受け、デジタル人民元ウォレットを開設し、デジタル人民元を使って大興空港線の地下鉄チケットを購入しました。また、ウエアラブルのスキーグローブを着用し、ワンタッチで地下鉄の改札を通過するテストも行いました。今回が、冬季五輪の特色あるデジタル人民元対応のウエアラブル・ウォレットの初登場です。イベントの中では、超薄型カード形式のウォレット、ビジュアルカード形態のウォレット、バッジ、腕時計、ブレスレットなどのウエアラブル・ウォレットも展示されました。

 デジタル人民元ウエアラブル・ウォレットは外国人やスポーツ選手のモビリティニーズを十分に考慮しており、北京冬季五輪期間中の全面運用を目指します。これにより、内外のアスリート、コーチと観客により多くのモビリティーおよび支払いの利便性を提供することができます。また、これは北京におけるスマートシティー建設において、デジタル金融のオリンピックでの実装にとっての重要な一環でもあります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News