【1月4日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは3日、第17節の試合が行われ、新型コロナウイルスに関連する離脱選手が多いマンチェスター・シティ(Manchester City)はアウェーでチェルシー(Chelsea)を3-1で下し、優勝争いに踏みとどまった。

 開幕戦の後、リーグ戦での1試合3得点は一度しかなかったシティだが、イルカイ・ギュンドアン(Ilkay Guendogan)やフィル・フォーデン(Phil Foden)、ケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)の得点で前半のうちにスコアを3-0とした。しかし、後半アディショナルタイムにカラム・ハドソン・オドイ(Callum Hudson-Odoi)に1点を返され、直近11試合で9度目のクリーンシートを達成することはできなかった。

 この結果シティは、消化試合数が一つ多い首位リバプール(Liverpool FC)と2位マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)と4ポイント差となった。

 新型ウイルスの流行を理由にエデルソン(Ederson Santana de Moraes)やカイル・ウォーカー(Kyle Walker)、フェラン・トーレス(Ferran Torres)、ガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)を欠いたシティは、昨年12月28日に予定されていたエバートン(Everton)戦が延期になっていた。

 一方、夏の移籍市場で2億2000万ポンド(約310億円)を投じ、優勝争いを期待されたチェルシーだが、リーグ戦ここ6試合でわずか1勝という成績で8位に転落。リバプールとユナイテッドより消化試合数が一つ多いにもかかわらず、両チームに7ポイント差をつけられている。

 チェルシーのロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)会長は、同じような成績を残していた多くの指揮官を過去に何人も解任しており、フランク・ランパード(Frank Lampard)監督には、才能あふれる選手の集団をここ数シーズンでリバプールとシティが定めた基準と競り合えるチームに変えることができるかどうかのプレッシャーがかかっている。(c)AFP/Kieran CANNING