【1月3日 AFP】パキスタン当局は2日、2008年にインド西部ムンバイで起きた同時多発攻撃を企てたとされるイスラム過激派幹部を、テロ資金調達に関与した疑いで逮捕した。

 パンジャブ(Punjab)州のテロ対策当局は、イスラム過激派組織「ラシュカレトイバ(LeT)」の指導者、ザキウルレフマン・ラクビ(Zaki-ur-Rehman Lakhvi)容疑者を、州都ラホール(Lahore)で拘束したと発表した。

 当局は、同容疑者がラホールで営む薬局がLeTの資金集めに利用されたとしているが、詳細は明らかにしていない。

 インド政府は、ラクビ容疑者を含む4人が、4日間で166人が死亡したムンバイの攻撃を計画したと非難している。インド政府は長年、パキスタン政府がムンバイの攻撃に関わった同容疑者らの身柄引き渡しに応じず、起訴もしないことにいら立ちをあらわにしている。

 ラクビ容疑者は15年に、ムンバイの攻撃に関わったとして拘束されたが、数か月後に釈放された。 (c)AFP