【1月3日 AFP】ボクシング、IBF世界ライトフライ級タイトルマッチが2日、米テキサス州ダラス(Dallas)で行われ、王者フェリックス・アルバラード(Felix Alvarado、ニカラグア)が10回TKOでディージェイ・クリエル(DeeJay Kriel、南アフリカ)に勝利し、タイトルを防衛した。

 これが米デビュー戦のアルバラードは2回と4回にダウンを奪い、10回中盤にTKO勝ちを収めた。IBF王座は2018年に獲得し、翌年5月に小西伶弥(Reiya Konishi)に判定勝ちを収めて初防衛。その後は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の影響で試合から遠ざかっていたが、これで2度目の防衛に成功している。

 戦績は36勝2敗(31KO)となり、2014年にフアン・カルロス・レベコ(Juan Carlos Reveco、アルゼンチン)に敗れた後の連勝も18に伸びた。一方、元IBFミニマム級王者のクリエルは16勝2敗1分けとなっている。

 アルバラードは「厳しい試合になるのは分かっていた」と言い、「フックでダウンを奪ったが、ああいうパンチが当たるとは思っていなかった。だからそのパンチを狙い続けるんじゃなくて、相手をロープに追い詰めて消耗させることを意識した」とコメントした。

 次戦はWBAスーパー王者の京口紘人(Hiroto Kyoguchi)とWBC王者の寺地拳四朗(Kenshiro Teraji)という、無敗の日本選手2人を含めた王者との統一戦を希望している。アルバラードは「他のチャンピオンと対戦して、自分がこの階級で最強だということを証明したい」と話した。(c)AFP