【1月3日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、フェニックス・サンズ(Phoenix Suns)のアイコン的存在として知られるポール・ウェストファル(Paul Westphal)氏が死去した。70歳だった。同氏は選手、指揮官としてサンズで計14シーズンを過ごし、2019年にはバスケットボール殿堂(Basketball Hall of Fame)入りを果たした。

 ウェストファル氏は1972年のNBAドラフトでボストン・セルティックス(Boston Celtics)から全体10位指名を受けると、1974年にはファイナル制覇を経験。そして1975年にトレードで移籍したサンズでスター選手となった。

 ガードとして1976年にチームをファイナルに導くと、1984年の現役引退後はヘッドコーチ(HC)として1993年に再びファイナルに進出した。背番号44はサンズの永久欠番となっている。

 現役時代は他にシアトル・スーパーソニックス(Seattle SuperSonics)とニューヨーク・ニックス(New York Knicks)でプレー。

 指導者としてはサンズで5年間アシスタントコーチを務めた後、同チームで3シーズンHCを務めるなどし、2014年から2016年までアシスタントとして過ごしたブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)でキャリアを終えた。(c)AFP