サッカー元イングランド代表選手、ネット中傷でツイッターアカ削除
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【1月2日 AFP】サッカー女子元イングランド代表で、解説者のカレン・カーニー(Karen Carney)氏が、ネット上で罵詈(ばり)雑言を浴びたことを受け、自身のツイッター(Twitter)アカウントを削除した。
今回の一件は、同国プレミアリーグのリーズ・ユナイテッド(Leeds United)が昨季のチャンピオンシップリーグ(2部)を制したのは、「コロナのおかげ」とカーニー氏が分析したことについて、リーズが公式ツイッターアカウントで嘲笑したのがきっかけとなっている。
リーズのマルセロ・ビエルサ(Marcelo Bielsa)監督は要求が高いことで知られており、カーニー氏は新型コロナウイルスによる中断が選手に休息を与えたとの見解を示していた。
リーズは5-0でウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich Albion、WBA)に勝利した先月29日の試合後、カーニー氏が話している動画を公式アカウントでツイートし、「コロナのおかげで昇格、10ポイント差で優勝」とキャプションで皮肉った。
この投稿が引き金となって一部のリーズファンから怒りの反応が起こると、カーニー氏に対して大量の誹謗(ひぼう)中傷のコメントが集まり、その多くが性差別的なものだった。
リーズ側は翌日、誹謗中傷を非難するコメントを発表したが、ツイートに関する謝罪はせず、問題の投稿も削除しなかった。そして1日、カーニー氏のアカウントが停止されていることが確認された。
クラブの行動は広く批判されており、女性からは「扇動的」なツイートだという声が上がっている。
元リーズのリオ・ファーディナンド(Rio Ferdinand)氏も今回の件は「恥」であり、「頑張っている解説者を辱めようとし、リーズファンによる下劣な誹謗中傷の的にしている」と非難した。
リーズは「カレン・カーニー氏がソーシャルメディアで受けた誹謗中傷を全面的に非難する」とコメントを出したが、アンドレア・ラドリッツァーニ(Andrea Radrizzani)会長は、クラブにはカーニー氏のコメントを批判する権利があると擁護する姿勢を示している。
自ら問題のツイートをリツイートしていたラドリッツァーニ会長は「クラブのツイートに関する責任は私が取る。あのコメントは完全に余計であり、特に見事なハードワークを見せている選手やコーチをはじめとする、われわれのクラブに対する侮辱だ」と話した。(c)AFP