【1月2日 AFP】ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)の年越し行事は、新型コロナウイルスの影響で中止となったが、清掃当局と環境には良い面もあった。コパカバーナビーチ(Copacabana Beach)で12月31日夜と1日に回収されたごみが、前年比で89%減少したのだ。

 リオデジャネイロ都市清掃局(COMLURB)によると、コパカバーナビーチで回収されたごみは、昨年の351トンに対し、今年はわずか39トンだった。市全体でも、前年比75%減の194トンだった。

 COMLURBのフラビオ・ロペス(Flavio Lopes)局長は、「何が起きてもいいように備えていたが、大きな集会を避け、自宅にとどまるよう呼び掛けてきた当局の言うことを聞いてくれた市民に感謝する」と語った。

 リオデジャネイロでは例年、世界最大級の年越し行事が行われ、ビーチなどに大量のごみが残されていた。

 ブラジルの新型ウイルスによる死者は19万5000人で、米国に次ぎ世界で2番目に多い。(c)AFP