【1月1日 AFP】マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官は12月31日、中国の裁判所が台湾へ渡航を試み中国当局に拘束された香港の民主活動家に実刑判決を言い渡したことを非難し、中国政府が自国民と世界に本性をさらしたと述べた。

 ポンペオ氏は、「自国民の脱出を妨げるような政権は、偉大さや世界の指導的立場を主張することはできない。ただの自国民を恐れる不安定な独裁政権にすぎない」と主張した。

 中国・深セン(Shenzhen)の裁判所は12月30日、台湾へ渡航を試み中国当局に拘束された香港の民主活動家12人のうち10人について、密航の罪で実刑判決を言い渡した。10代の2人は不起訴となり、身柄を香港へ移送された。

 中国政府を声高に批判してきたポンペオ氏は、全員の「即時無条件釈放」を求め、「中国政府は残忍で、署名済みの国際条約を公然と無視し、香港市民の権利を軽視する姿勢をまたしても露呈した」と述べた。(c)AFP