【12月31日 AFP】男子プロテニス協会(ATP)は30日、サンクトペテルブルク・オープン(St. Petersburg Open 2020)で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の健康プロトコルに違反したとして、サム・クエリー(Sam Querrey、米国)に対し、6か月の観察期間が付いた罰金2万ドル(約200万円)の処分を科した。

 ATPは「クエリー氏の行いが、ATPの行動規範における選手重大違反規定の下、テニスの品位に反した」と判断し、罰金処分が科されたとしている。しかしながらクエリーは、観察期間中にさらなる違反を犯さなければ罰金の支払いを免れることが可能となる。

 クエリーは今年10月に行われた大会中、新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したため隔離を命じられていたにもかかわらず、プライベートジェットでロシアを出国していた。(c)AFP