ロシア首都、11月はコロナ死急増 全死者の3分の1弱に
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【12月30日 AFP】ロシアの首都モスクワの保健当局は29日、11月の新型コロナウイルスによる死者について、前月比27%増の4542人だったと発表した。
モスクワの保健当局によると、新型ウイルスによる死者は9月が1569人、10月が3573人、11月が4542人だった。11月の全死者は1万4456人で、新型ウイルスによる死者が3分の1弱を占めた。
人口約1200万人のモスクワの市長によると、入院患者は約13万人。
ロシア政府は28日、同国内の新型ウイルスによる死者数が、これまでの公式統計の3倍以上に当たる18万6000人余りであることを明らかにした。同国の死者数は世界で3番目の多さとなった。
ロシア連邦統計局(Rosstat)によると、すべての死因を含めた死者数は今年1月~11月に前年同期比で22万9700人増加。タチヤナ・ゴリコワ(Tatiana Golikova)副首相は「この期間の死者数の増加のうち81%以上が新型コロナウイルスによるものだ」と述べた。これに基づき計算すると、新型ウイルスによる死者数は18万6057人となる。(c)AFP