【12月30日 AFP】英王室を離脱したヘンリー王子(Prince Harry)と妻メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)が29日に配信したポッドキャスト番組で、約1歳半になる長男アーチー(Archie)ちゃんが「アメリカン・アクセント」を披露したことに英メディアが注目している。

 ヘンリー王子夫妻は今月、スウェーデン音楽配信大手スポティファイ(Spotify)と契約。ポッドキャスト番組を制作し、「励みになる話や楽しい話」を配信していくと発表していた。

 2019年5月生まれのアーチーちゃんは、その第1弾の終わりに登場。笑いながら「ハッピー・ニュー・イヤー」と言った。

 このアーチーちゃんの一言に、英大衆紙が反応。デーリー・メール(Daily Mail)の王室担当記者、レベッカ・イングリッシュ(Rebecca English)氏は「彼のアクセントは非常にアメリカン」とツイッター(Twitter)に投稿。タブロイド紙サン(Sun)も「アーチーちゃんはアメリカン・アクセントだ」と書いた。

 ヘンリー王子夫妻は配信番組として、著名な友人らに新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)に対処した今年の経験と来年への希望を語るトークを依頼した。出演した友人には、英歌手エルトン・ジョン(Elton John)氏、英コメディアンでテレビ司会者のジェームズ・コーデン(James Corden)氏、ニューエージ・カルチャーのカリスマ的存在であるディーパック・チョプラ(Deepak Chopra)氏らが名を連ねた。

 メーガン妃と並んで出演したヘンリー王子は、「人々が最も心配しているのは、私たち全体の心の健康だ」と発言。

 エルトン・ジョン氏は2020年について「私は73歳だが、自分の知る限り最悪の年だった」と言い、「みんなにとって散々な年だった。2021年には癒やされることを願う」と述べた。ヘンリー王子は「乾杯だ、エルトン」と応じた。

 夫妻は互いへの気持ちについても語り、メーガン妃が「愛は勝つ、と私たちが言うのを信じてほしい」と語ると、ヘンリー王子も「愛は必ず勝つね」と相づちを打った。ポッドキャスト番組は夫妻の結婚式で流れたゴスペルソング「This Little Light of Mine」で締めくくられた。(c)AFP