【12月31日 CGTN Japanese】大手人材サイト「智聯招聘」が28日に発表した「2020冬季中国求人需要とホワイトカラー人材供給報告」によりますと、今年冬季、全国38の主要都市の求人月給は平均8923元(約14万円)で、今年初めて前月比プラス成長となり、成長率は2.7%に達しました。給料水準は去年同期比で1.1%上昇したということです。

 そのうち、北京は月給11913元で引き続き1位となり、以下の順位は上海が11468元、深セン(Shenzhen)が10758元、杭州(Hangzhou)が10062元となり、いずれも1万元以上に達しています。それに続いて、5位~10位は広州(Guangzhou)、珠海(Zhuhai)、南京(Nanjing)、寧波(Ningbo)、東莞(Dongguan)、アモイ(Xiamen)の順です。トップ10の都市のうち、9市が南方の都市である一方、北方の長春(Changchun)、ハルビン(Harbin)、瀋陽(Shenyang)、太原(Taiyuan)、煙台(Yantai)などは月給が割合少ない傾向にあります。

 また、去年同期比で伸び率が最も速いのは上海の4.6%です。全体から見れば、長江デルタと珠江デルタ地域のデジタル経済などのハイテク産業と新興業界の急速発展によって、長江デルタ、珠江デルタにある都市は収入が高いうえ、給料の伸び率も速くなっています。

 業界別で見ると、給料水準が上位にあるのは依然として金融業界で、信託・担保・オークションの平均求人月給は12012元、ファンド・証券・先物・投資などは11930元です。それに続く第3位はネットゲーム業界で、求人月給は平均で10967元だということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News