【12月29日 CGTN Japanese】中国東北部・吉林省(Jilin)松原市(Songyuan)にある恵み豊かな査干湖は毎年12月中旬から1月中旬にかけて「冬の漁」の黄金期を迎えます。関連イベントを一目見ようと訪れる観光客の数はここ数年、急増しています。

 査干湖の冬の漁は今から1000年前にまで遡り、国家級無形文化遺産にも登録されています。

 漁師たちは朝早くから馬車を走らせて氷の湖の上に上がり、最も経験豊富な漁師が網を仕掛ける位置を決めます。長さおよそ2000メートル、重さ2トンあまりの網が湖面に開けた穴に入れられ、正午になると、漁師たちは馬を動力にして網揚げを行います。「網」1つで5万キロの漁獲が期待できるということです。

 日中の気温がマイナス26度以下まで下がっても、漁師や観光客の熱気が衰えることはありません。(c)CGTN Japanese/AFPBB News