【12月29日 AFP】サッカーブラジル代表のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)が起きている状況下で年末年始に大規模なパーティーを開いていると母国メディアで報じられ、新たな物議の渦中に置かれている。

 フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)でプレーするネイマールは、ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)近郊のビーチリゾートにある豪邸に500人を招待して、26日から来月1日まで1週間にわたるパーティーを催していると、ブラジル有力紙グロボ(O Globo)のコラムニストが書いた記事で伝えられた。

 ブラジルでは新型コロナウイルスの感染者数が740万人に上り、死者数は19万1000人を超えて世界2位となっている中、これまでにもパーティー関連で騒動を起こしているネイマールは、近所迷惑を避けるために今回は防音装置まで設置しているという。

 同国のウェブサイト、メトロポレス(Metropoles)でセレブたちのスクープを伝えているコラムニストは、パーティーではブラジル人歌手のルドミラ(Ludmilla)さんやウェズレイ・サファドン(Wesley Safadao)さんのパフォーマンスも予定されていると伝えた。また、ソーシャルメディアでパーティーの証拠が発覚することを防ぐために、招待客は玄関で携帯電話を預けることになっているという。

 イベントを開催する専門業者は、ネイマールの別荘があるリオデジャネイロ郊外のリゾート地コスタ・ヴェルデ(Costa Verde)でニューイヤーイベントの契約があったことを認める文書を公表し、「150人規模の集まりが予定されている一方で、当局から定められた感染対策に従っている」と説明した。

 ネイマールの代理人は、「何のパーティーも開かれていない」としてうわさを否定。13日のオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)戦で足首を負傷して以降プレーしていない同選手はパーティーに関してコメントしておらず、先日にはソーシャルメディアで家族と一緒にいる写真を投稿していた。

 コスタ・ヴェルデ沿岸の一角にある高級住宅地マンガラチバ(Mangaratiba)にあるネイマールの別荘は、敷地面積が1万平方メートルの広さを誇り、ヘリポートをはじめ運動場、スパ、サウナ、マッサージパーラー、ジム、そしてダイニングエリアなどの設備がそろっている。(c)AFP