【12月29日 AFP】台湾・台北市立動物園(Taipei Zoo)で28日、台湾生まれのジャイアントパンダとしては2頭目となる雌の赤ちゃん「円宝(ユエンバオ、Yuan Bao)」が報道陣にお披露目され、木製の遊具によじ登ったり、おがくずで遊んだりする姿を見せた。

 円宝は6月28日、父の「団団(トゥアントゥアン、Tuan Tuan)」と母の「円円(ユエンユエン、 Yuan Yuan)」の間に誕生した。団団と円円は2008年、中台関係改善を記念して中国から贈られた。

 中国は台湾を自国の領土の一部とみなし、将来的には軍事力を行使して取り戻すことも辞さない構えを示している。中国は通常、国外の動物園に対してパンダの貸し出しのみを行っているが、台湾にはつがいを贈与。団団と円円の名前は合わせると「再会」や「統一」を意味する。(c)AFP