【12月29日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間28日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は176万5049人に増加した。

【図解】新型コロナ、PCR検査各国費用 医療制度で差

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに世界で少なくとも8068万6630人の感染が確認され、少なくとも5083万4100人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 27日には世界全体で新たに7273人の死亡と44万4004人の新規感染が発表された。 死者の増加幅が最も大きいのは米国の1329人。次いでロシア(487人)、メキシコ(400人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに33万3140人が死亡、1913万6589人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は19万1139人、感染者数は748万4285人。以降はインド(死者14万7901人、感染者1020万7871人)、メキシコ(死者12万2426人、感染者138万3434人)、イタリア(死者7万1925人、感染者204万7696人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの166人。次いでスロベニア(122人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(120人)、イタリア(119人)、北マケドニア(117人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が54万9944人(感染2546万5569人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が49万7894人(感染1519万1123人)、米国・カナダが34万8097人(感染1968万4350人)、アジアが21万6371人(感染1373万9257人)、中東が8万9000人(感染390万9632人)、アフリカが6万2799人(感染266万5751人)、オセアニアが944人(感染3万951人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP