【12月28日 AFP】ドイツで新型コロナウイルスワクチンの接種が始まるのを記念して、アマチュア飛行士の学生が28日、飛行機で上空に巨大な注射器の形を「描いた」ことを明かした。

 サミー・クラマー(Samy Kramer)さん(20)は23日、バーデン・ビュルテンベルク(Baden-Wuerttemberg)州の上空を1時間40分かけて飛行し、直角旋回を何度も繰り返して、飛行距離約280キロに及ぶ注射器形の航跡を描いた。

 注射器の「絵」は、全世界の飛行機の現在地を追跡するオンラインサービス「フライトレーダー24(Flightradar24)」上で見られる。

 クラマーさんは28日、「ワクチンの供給が始まる日に合わせて、人々に思索の材料を提供しようと思った」とAFPに語った。

 ドイツでは27日から正式に新型コロナワクチンの接種が始まった。ただ、国内の接種第1号となった101歳の老人ホーム入居者は、一足先に26日に接種を受けている。(c)AFP