【12月30日 Xinhua News】中国工程院などが25日に発表した「2020年中国製造強国発展指数報告」で、2019年の中国の製造強国発展指数が世界4位になったことが分かった。

 中国工程院の鍾志華(Zhong Zhihua)副院長によると、製造強国発展指数は規模の発展や質的効果、構造の最適化、持続的発展の四つのサブ指数からなり、一国の製造業の発展レベルを総合的に反映している。世界銀行や世界貿易機関(WTO)などが発表する最新データに基づき、中国工程院の製造強国戦略研究課題グループが9カ国の指数を推算した。

 中国工程院の朱高峰(Gao Feng)院士(アカデミー会員)は「中国の製造強国発展指数はここ数年上昇が続いており、先進国との差は小さくなっている」と指摘。中国や米国、ドイツなど5カ国は2012~19年に指数が上昇傾向を示したが、中国の上昇幅が18・53ポイントと最も大きかったと説明した。

 中国、米国、ドイツ、日本など9カ国の順位と所属グループは18年と19年で変化はなかった。米国は19年も各国を上回り、単独で第1グループを形成、総合的な優位性が際立った。第2グループにはドイツと日本が入り、相対的な優位性を示した。第3グループは中国、韓国、フランス、英国で、同グループの中では中国がトップだった。(c)Xinhua News/AFPBB News