【12月28日 Xinhua News】中国上海市の上海地下鉄封浜基地で25日、最新型の全自動列車3編成が登場し、同地下鉄は車両保有数7千両の新時代を迎えた。26日には10号線第2期と18号線第1期南区間が試験営業を開始。上海の都市軌道交通は車両保有数、運営規模ともに世界一となった。

 上海地下鉄は1993年に開業し、既に27年がたつ。1両目から7千両目までの列車は、単なる数字の増加ではなく、質的な飛躍を示している。

 上海で今後開通または現在建設中の軌道交通の新路線は、基本的にレベル4(GoA4)の自動運転レベルを採用している。18号線の車内灯は、環境に応じて色温度を自動で調整でき、携帯電話用のワイヤレス充電器も増設された。15号線の列車には障害物検知や脱線検知などの機能が搭載されている。建設中の14号線も全自動運転技術を採用し、開通後は中心部を東西に横断する同市の大動脈となる。

 上海地下鉄は第13次5カ年規画(2016~20年)末に、総延長771キロ、総駅数459駅の一大都市軌道ネットワークとなる。7千両以上の列車保有数、1日当たり1千万人を超える乗降客数は、既に世界最大のネットワークとなっている。(c)Xinhua News/AFPBB News