【12月27日 AFP】20NFLは26日、第16週の試合が行われ、QBトム・ブレイディ(Tom Brady)が前半だけで348ヤードを投げ、タッチダウンパス4本を決めたタンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)が47-7でデトロイト・ライオンズ(Detroit Lions)を下し、プレーオフ進出を決めた。

 20シーズンを過ごし、スーパーボウル(Super Bowl)制覇を6回経験したニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)を退団して今季からバッカニアーズに加入した43歳のブレイディは、自身過去最高クラスの前半を送り、34-0とした後半にはベンチに下がった。

 ブレイディは「前半は非常に良いプレーができた」と話し、「うまく戦えた。まわりがフィールド全体で私のためにプレーしてくれた。とにかくチーム全体として最高の内容だった」と満足感を示した。

 この勝利で戦績を10勝5敗としたバッカニアーズは、ワイルドカードで2007年以来のプレーオフ進出を決めた。すでに敗退の決まっているライオンズは5勝10敗となった。

 ブレイディはパス27本中22本を成功させた。前半に348ヤード獲得は自身過去最高かつチーム記録で、前半でのタッチダウンパス4本も、2014年の後では自身最高の数字となった。シーズン通算タッチダウンパス36本はチーム記録で、古巣のペイトリオッツが敗退する中、バッカニアーズのプレーオフ進出に貢献している。

 またバッカニアーズが前半に獲得した410ヤードも、ここ10年ではリーグ最多の記録となった。

 チームはこれで、NFCのグリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)、ニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)、シアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)、AFCのカンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)、ピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)、バッファロー・ビルズ(Buffalo Bills)に続く7番目でのプレーオフ行きを決めた。(c)AFP