【12月27日 AFP】イランの首都テヘランの北の山岳地帯で吹雪と雪崩が発生し、これまでに登山者8人が死亡、少なくとも7人が行方不明になっている。イランのメディアが26日に伝えた。

 イラン赤新月社(Red Crescent)の幹部は国営イラン通信(IRNA)に対し、「赤新月社の救助隊による捜索活動で、行方不明だった8人の登山者の遺体が収容された」と語った。IRNAによると、登山者らのグループは25日、テヘラン北部の山岳地帯で発生した雪崩や吹雪のため、行方が分からなくなっていた。

 イラン国営テレビは、テヘラン郊外にそびえるアルボルズ(Alborz)山脈のトチャル(Tochal)山やコラクチャル(Kolakchal)山で行われたヘリコプターによる救助活動の一環で、赤新月社の要員が積雪のある山のふもとで遺体を担架で搬送している映像を伝えた。赤新月社の救助隊員は、「悪天候と積雪」の影響で捜索救助活動が難航していると語った。(c)AFP