【12月27日 AFP】フィギュアスケートの全日本選手権(Japan Figure Skating Championships 2020)は26日、長野で男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、五輪2連覇を達成した羽生結弦(Yuzuru Hanyu)が合計319.36点で優勝した。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が発生している中、羽生はぜんそく持ちであることから健康面のリスクが高すぎるとして今季のグランプリ(GP)シリーズを欠場したため、これが2月以来10か月ぶりの実戦となった。それでも優雅な演技を軽やかにこなし、大差で2015年以来の全日本制覇を果たした。

 これで羽生は、来年3月にスウェーデンのストックホルムで行われる世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2021)出場を決めた。世界フィギュアでは3回目の優勝を狙う。

 全日本5連覇を目指した平昌冬季五輪銀メダリストの宇野昌磨(Shoma Uno)は、284.81点で2位となった。NHK杯(NHK Trophy 2020)で優勝した17歳の鍵山優真(Yuma Kagiyama)が278.79点で3位に入った。(c)AFP