【12月27日 Xinhua News】中国雲南省(Yunnan)の無量山国家級自然保護区南澗(なんかん)管理保護局によると、同省南澗イ族自治県無量山で研究者がクモの新種5種を発見した。

 貴州省(Guizhou)銅仁学院の米小其(Mi Xiaoqi)教授率いる研究チームは2015年8月、無量山でクモのモニタリングを行い、標本を採集。5年かけて分類学的研究を実施したところ、新種のハエトリグモなど計5種を発見し、それぞれ「長突擬蝿虎蛛」「霊宝山擬態蛛」「無突翹蛛」「羅氏合跳蛛」「無量山合跳蛛」と命名した。

 無量山は特殊な地理的位置にあり、気候が複雑で多様なため、さまざまな野生動物が生息し、科学研究や実習を行う上で非常に価値がある。保護区にはシダ植物以上の高等植物が2705種生育し、哺乳類123種が生息。現時点の不完全な調査ではあるが、昆虫類も600種以上生息している。(c)Xinhua News/AFPBB News