【12月26日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のボストン・セルティックス(Boston Celtics)は25日、チームのレジェンドであるK.C.ジョーンズ(K.C. Jones)氏が88歳で死去したと発表した。同氏は選手および指導者として計12度のファイナル制覇を成し遂げ、1989年にはバスケットボール殿堂(Basketball Hall of Fame)入りを果たした。

 学生時代にはサンフランシスコ大学(University of San Francisco)でプレーし、後にセルティックスでもチームメートとなるビル・ラッセル(Bill Russell)氏と共に、1955年と1956年に大学の全米選手権であるNCAA男子バスケットボール・トーナメント(NCAA Men's Basketball Tournament)制覇を経験。両氏は1956年に開催されたメルボルン五輪でも、米代表の金メダル獲得に貢献した。

 セルティックスでは選手として1959年から1966年にリーグ8連覇を達成し、引退した1967年に背番号25がチームの永久欠番になった。選手としての優勝回数では同僚だったラッセル氏とサム・ジョーンズ(Sam Jones)氏に次いで歴代3位タイとなっている。

 ジョーンズ氏は1972年にロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のアシスタントコーチとしてもファイナル制覇を経験した後、ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)の前身であるワシントン・ブレッツ(Washington Bullets)で3年間にわたりHCを務めた。

 その後、1978年にセルティックスのコーチスタッフに加わると、1981年にはアシスタントコーチとして優勝に貢献。1983年に同球団のHCに指名された後、1984年と1986年にタイトルを獲得した。チームは同氏の下で、1985年と1987年にもファイナル進出を果たしている。(c)AFP