【12月25日 AFP】25日に行われる米プロバスケットボール(NBA)のクリスマスゲームでは、ダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)の若きスター選手ルカ・ドンチッチ(Luka Doncic)と、昨季王者ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)のマッチアップに注目が集まる。

 21歳のドンチッチと30日に36歳になるジェームズは昨季、ともにシーズン最優秀選手(MVP)候補に挙がる活躍を見せ、2020-21シーズンも再び同賞を争うとみられる。マーベリックスのマーク・キューバン(Mark Cuban)オーナーは、「わくわくしている」と話し、「王者との戦いはビッグゲームであり、ルカとLBJ(ジェームズ)のマッチアップは、いつだって特別だ」と期待している。

 ジェームズは通算10回のファイナル出場を果たして計4度のタイトル獲得と通算4度のシーズンMVP選出を誇るなど、10年以上にわたってNBAの顔となっている。

 しかし、ドンチッチも2018年のNBAドラフトで全体3位指名を受けて以来絶賛されている。2018-19シーズンには新人王に輝き、昨季は1試合平均28.8得点、9.4リバウンド、8.8アシストとマルチな才能を発揮しており、今後10年間のNBAの看板になる可能性を示している。

 ドンチッチは、「リーグを代表する一人になるには、長い道のりがある」としながらも、「王者と対戦するのは特別なことだ。クリスマスデーにプレーしたいと常に思っていた」と語った。

 ジェームズはクリスマスゲームで歴代3位の通算361得点を記録しており、同2位(377得点)のオスカー・ロバートソン(Oscar Robertson)氏を抜くまであと17得点、同1位(395得点)のコービー・ブライアント(Kobe Bryant)氏を上回るまでわずか35得点に迫っている。

 また、これまでクリスマスゲームに計14回出場して9勝を挙げており、マイアミ・ヒート(Miami Heat)時代のチームメートで同ゲーム通算10勝3敗をマークしているドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)氏の最多勝利数まであと一つに迫っている。(c)AFP