【12月26日 Xinhua News】中国浙江省(Zhejiang)寧波(Ningbo)舟山港では、今年のコンテナ取扱量が21日時点で2800万TEU(20フィートコンテナ換算)を超え、過去最高を更新した。

 寧波舟山港は同省が進める包括的な港湾開発を追い風に、内向きには潜在力を引き出し、外向きには市場を開拓してきた。コンテナ輸送実績を着実に積み上げ、取扱量は今年、初めて2800万TEUを突破した。現時点で、コンテナの年間取扱量が2800万TEUを超える港湾は世界で上海港、シンガポール港、寧波舟山港の3カ所だけだ。

 税関の統計によれば、同省の1~11月の貿易額は前年同期比10・3%増の3兆600億元(1元=約16円)だった。同港業務部門の関係責任者は「コンテナ取扱量の急増と今年の対外貿易の成長は密接に関係している」と指摘した。

 同港を利用する各種航路は11月末時点で257本に上り、過去最高を更新した。国内の物流チェーンを支えるため、同港は海上・鉄道複合輸送の新路線開通や、既存定期列車の増便により、コンテナ事業のサービスを内陸へと拡大させた。同港の海上・鉄道複合輸送の定期列車路線数は現時点で17本に増え、事業範囲は15省・自治区・直轄市の56地級市に広がっている。(c)Xinhua News/AFPBB News