【12月24日 CGTN Japanese】中国工程院の鐘南山(Zhong Nanshan)院士は22日、英国で確認された新型コロナウイルスの変異種が、ワクチンの有効性に影響を与えるかどうかについては、まだ判断材料となる証拠がないと述べました。

 中国はワクチンの研究・開発と販売を加速させており、すでに延べ100万人以上を対象に接種を行いました。鐘院士は「感染症の予防・抑制の徹底と同時に、操業・生産活動の再開に取り組むことも必要。ワクチン接種を急がなければならない」と強調しています。

 鐘院士はまた、「9月に変異したウイルスが見つかったが、これはワクチンが出回る前のことだった。英国ではウイルスの変異により伝染率が70%上昇したことが明らかになっている。この変異がワクチンの有効性に影響するかどうかについては、まだ証拠が出ていない」と述べました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News