中国の経済・社会 第13次計画で新たな大台に
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【12月25日 People’s Daily】5年間というのは長い歴史の中で見れば、とても短いかもしれないが、中国の発展の過程で「決定的な成果」を残すには十分だ。経済発展という観点から見ると、2016~2019年の中国経済の年平均成長率は6.7%。2020年の国内総生産(GDP)は100兆元(約1580兆円)を突破すると予想されている。民生改善という観点から見ると、5575万人の農村貧困人口が貧困から脱却した。基本医療保険の加入者は13億人を超え、基本養老保険は10億人近くになった。
同時に文化事業も発展しており、社会は調和・安定を維持している。新型コロナウイルス感染症の予防・抑制も重大な成果を挙げた。こうした状況は、中国の経済面の実力、科学技術面の実力、そして総合国力が第13次5か年計画期(2016~2020年)の発展を経て新たな大台に乗ったことを十分に示している。
経済・社会の発展を観察するにあたっては、速度や規模だけでなく、質や効果も見なければならない。「あるか、ないか」だけでなく、「よいか、悪いか」も見なければならないのだ。
2015~2019年、戦略的新興産業の付加価値の実質的な年平均増加率は10.4%だった。経済構造は持続的に最適化され、汚染防止も強化され、生態環境は明らかに改善した。この5年間に中国は世界で最も強力な汚染対策を実施する国となった。国産空母や国産の大型航空機、北斗3号全地球衛星測位システムなどが相次いで誕生し、ビッグデータやクラウドコンピューティング、第5世代移動通信システム(5G)などの新産業、新業態が相次いで出現、技術革新を支えとする経済体系や発展方式が形成されている。
第13次5か年計画から第14次5か年計画(2021~2025年)へと発展段階は連続している。発展目標もつながっている。もっと大きな時間の枠組みで見ると、14件の5か年計画が現代中国の波乱に満ちた発展過程を貫いている。
5年間の発展は素晴らしい中国の力を示した。第13次計画から第14次計画に移行するにあたって未来を展望すれば、われわれには第14次計画をきちんと実行する能力も自信もある。世界のためにもっと多くの発展のチャンスも提供する。(c)People’s Daily/AFPBB News