【12月24日 AFP】アフリカのジンバブエ中部の村で、一年のうち今の時期に多くなる「クリスマスコガネムシ」と呼ばれる甲虫が、今年も捕れるようになった。

 クリスマスコガネムシは、ジンバブエに生息する暗赤色の虫で、クリスマスの時期に増える。

 同国でも都市部の食生活は欧米化しているが、地方部では昆虫食の伝統が残っている。

 首都ハラレの南西約100キロの場所にあるモンドロ(Mhondoro)村では、この虫を軟らかくなるまでゆで、さらに揚げて食べる。

 同村に住むある男性はクリスマスコガネムシについて、おいしくてヘルシー、オーガニックで、しかもただで手に入るという、貧しい同国では特にありがたい食材だと話している。

 また、72歳の女性は「神はこの虫が健康的な食べ物だと分かっていてつくられた。都会の子どもたちに嫌われているのは残念だ」と語った。(c)AFP