なぜ、「熊の手」コーヒーが人気者になったのか?
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【12月26日 CGTN Japanese】上海の「熊の手」コーヒーが一気に人気者になりました。店の名前「HINICHIJOU」は、日本語の「非日常」が由来だそうです。手に「熊の手」のぬいぐるみをつけたスタッフがコーヒーを出すという創意に満ちた営業様式、店のコーヒーの専門家は聴覚障害者で、全国障害者職業技能コンテストのコーヒーのドリップ種目でトップに輝いたこと、身体障害者のお客さんに無料でコーヒーを提供すること、1杯の値段は手頃な20元(約320円)であること…これらの要素が多くの人々を引き付け、メディアも相次いで報道しています。
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この喫茶店が12月3日に正式にオープンしてから、毎日のように長い行列ができています。しかし、創業者の1人である王海青さんによりますと、開店したばかりの店は予算があまりなくて、PRもせず、商品作りやプロセスの最善化に力を入れているということです。王さんは、「もちろん、国際障害者デーにオープンしたことが、市場で大きな反響を引き起こした原因のひとつだ」と分析しました。王さんは店のコーヒーの質に自信を示し、口コミという形で顧客を増やしていくことを期待しています。王さんはまた、日本の精選コーヒーの概念から大きな影響を受け、豆の選別から、焙煎(ばいせん)、ひき方、水のpH値までこだわりがあるそうです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News