【12月23日 AFP】20-21NBAが22日に開幕し、ブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)のケビン・デュラント(Kevin Durant)が古巣のゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)戦で待望のデビューを飾り、125-99の大勝に貢献した。

 デュラントはウォリアーズに所属していた2019年6月、トロント・ラプターズ(Toronto Raptors)とのNBAファイナル第5戦でアキレス腱(けん)断裂の大けがをし、そのオフにフリーエージェント(FA)となってネッツへ移籍したが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた昨シーズンは、その負傷のために全休した。

 それでもこの日は期待にたがわない活躍を見せ、カイリー・アービング(Kyrie Irving)との連携も問題なかった。アービングは26得点、4リバウンド、4アシスト、デュラントは22得点、5リバウンド、3アシストを記録し、大差をつけた第4クオーターにはネッツの先発全員がベンチに下がった。

 デュラントは「良い感じだった」「以前と変わらないやり方でプレーした。プレシーズンの試合も同じ活力を感じていたが、やっぱり勝つのは気持ちが良い」とコメントした。

 またこの試合は、現役時代にレギュラーシーズンMVPを2回獲得しているスティーブ・ナッシュ(Steve Nash)ヘッドコーチ(HC)にとっても指導者デビュー戦だった。ナッシュ氏はウォリアーズで5年にわたって育成コーディネーターを務めた後、ネッツの新指揮官に抜てきされたが、初陣を勝利で飾っている。

 一方で昨季は苦しみ、フロリダ州オーランド(Orlando)の隔離環境「バブル」で行われた再開後のシーズンに残れなかったウォリアーズは、3月以来の公式戦で大敗を喫した。

 手首の骨折で昨季は5試合しか出場できなかったステフェン・カリー(Stephen Curry)は、20得点を挙げたがフィールドゴール成功は7本だった。ドレイモンド・グリーン(Draymond Green)も足のけがで不在の中、チームは序盤からほぼなすすべなく、第1クオーター途中に21点差をつけられると、点差は徐々に広がって最終クオーターには最大38点差になった。(c)AFP