仏俳優C・ブラッスール氏死去、『ラ・ブーム』で父親役
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【12月23日 AFP】フランスで最も愛された性格俳優の一人、クロード・ブラッスール(Claude Brasseur)氏が22日、死去した。84歳だった。私生活でも、大胆不敵なスカイダイバー、五輪のボブスレー選手、そしてパリ・ダカールラリー(Paris-Dakar rally)の出場選手として多彩な人生を送った。
頑丈な体格と深く力強い視線から屈強な男の役を演じることが多かったが、映画『ラ・ブーム(La Boum)』での女優ソフィー・マルソー(Sophie Marceau)の父親役や、映画「キャンピング(Camping)」シリーズで見事に演じた「キャンプ場の王」ジャッキー・ピク(Jacky Pic)役など、コミカルな役でも高く評価された。
洗礼を受けた時に、冒険好きだった米文学の巨匠アーネスト・ヘミングウェー(Ernest Hemingway)の立ち会いを受けたブラッスール氏は、フランス版アカデミー賞(Academy Awards)と言われるセザール賞(Cesars)を2回受賞している。
テレビでも、1971年に始まったシリーズで犯罪者から警察官に転身したフランソワ・ビドック(Francois Vidocq)役を演じるなど活躍した。(c)AFP/Emilie BICKERTON