【12月24日 Xinhua News】中国自然資源部副部長で国家海洋局局長の王宏(Wang Hong)氏はこのほど、国務院新聞(報道)弁公室が開いた生態系保護・修復に関する記者会見で、全国の自然保護地が第13次5カ年計画(2016~20年)期間中に700カ所余り、面積にして2500万ヘクタール余り増加したことを明らかにした。現在、自然保護地は1万1800カ所で、国内陸地面積の約18・0%に達しており、中国の生態系保護・修復は著しい効果を挙げている。

 王氏によると、国土緑化第13次5カ年計画の主要任務は全面的に達成された。全国の森林率は23・0%に達し、森林蓄積量は175億立方メートルを超え、草原の総合植生率は56・0%に達した。生態系保護・修復に向けた重点特別運動やプロジェクトは著しい効果を挙げ、海や河川の沿岸線の修復延長は1200キロ、沿岸湿地の修復面積は2万3千ヘクタール、砂漠化対策面積は1千万ヘクタール余り、石漠化対策面積は130万ヘクタールに上った。

 国家林業・草原局の劉東生(Liu Dongsheng)副局長によると、第13次5カ年計画期間中、林業・草原部門が実施した国土緑化面積は6億8900万ムー(約4593万ヘクタール)だった。森林育成面積は6億3800万ムー(約4253万ヘクタール)、草原放牧禁止面積は12億ムー(8千万ヘクタール)、草原放牧制限面積は26億ムー(約1億7333万ヘクタール)に達した。森林率と森林蓄積についての拘束力のある目標も達成された。

 劉氏によると、国家林業・草原局は現在、第14次5カ年計画(2021~25年)期間の計画作成を進めているという。2025年までに①全国の森林率を24・1%に高め、森林蓄積量を14億立方メートル増の190億立方メートルにする②草原総合植生率を1ポイント高め57・0%にする③湿地保護率を55・0%に高める④砂漠化した土地のうち復旧可能な土地の60・0%を復旧する──などの主要目標がほぼ決まっている。(c)Xinhua News/AFPBB News