【12月26日 CNS】中国・山西省(Shanxi)忻州市(Xinzhou)で12日、「美ヤギ」コンテストが行われた。「三晋(山西省の別称)随一のヤギ県」といわれる岢嵐県(Kelan)の各農家が育てたカシミヤヤギがレッドカーペットの上に登場し、毛の色やカシミヤの量、角の形状などを審査。優勝から3位までに選ばれた「ミスヤギ」は忻州市の旧城下町を巡回し、住民や観光客の注目を集めた。

 岢嵐県では65万頭のカシミヤヤギを飼育しており、「羊の背中に乗っている岢嵐」とも称されている。畜産農家の1人当たりの純収入は2345元(約3万7018円)で、1人当たりの全収入の37%を占めている。

 国の第12次5か年計画(2011~2015年)期間中、「一県一産業」の方針に基づき、岢嵐県はカシミヤヤギの繁殖拠点に定められた。2012年には1億5500万元(約24億4683万円)を投資して大規模な繁殖農場を建設。品質を改良・向上させた「晋嵐カシミヤヤギ」を近隣の都市に提供し、「晋嵐カシミヤヤギの故郷」として有名になっている。(c)CNS/JCM/AFPBB News