■ホワイティー・フォード(Whitey Ford)氏(91)

 米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の投手として歴代最多勝利数を誇るフォード氏は、同球団で通算6度のワールドシリーズ制覇を経験し、米国野球殿堂(Baseball Hall of Fame)入りも果たした。生粋のニューヨーカーである同氏は10月に家族に囲まれながら亡くなる際、5歳のときからずっと応援してきたヤンキースの試合を見ていたと報じられた。

■ジェラール・ウリエ(Gerard Houllier)氏(73)

 フランス人サッカー指揮官のウリエ氏は、1998年から2004年までイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)で監督を務め、リーグ戦や欧州主要大会での同クラブの復権に貢献した。2001年にはFAカップ(FA Cup)、フットボールリーグカップ(England Football League Cup)、UEFAカップ(UEFA Cup)というカップ戦三冠を達成し、こよなく愛したリバプールが長い低迷から復活を果たす道を切り開いた。

■ミシェル・イダルゴ(Michel Hidalgo)氏(87)

 元サッカーフランス代表のイダルゴ氏の経歴で最もよく知られているのは、母国代表の指揮官を務めた8年間となっている。1984年には欧州選手権(UEFA Euro)でミシェル・プラティニ(Michel Platini)、アラン・ジレス(Alain Giresse)、ジャン・ティガナ(Jean Tigana)というスタイリッシュな布陣を擁して優勝。仏代表にとっては、主要大会における初のタイトル獲得となった。

■デビッド・スターン(David Stern)氏(77)

 1984年から2014年までの30年間にわたりNBAのコミッショナーを務めたスターン氏は、NBAを世界的な人気スポーツに成長させる立役者となった。就任した際にはまだ全米のテレビ局でNBAファイナルの生中継は行われていなかったが、ニューヨーク出身の同氏はリーグを新たな高みに押し上げ、スター選手が五輪でプレーする姿を見守った。(c)AFP