【12月21日 AFP】(写真、図解追加)米ハワイ(Hawaii)島のキラウエア(Kilauea)火山が20日夜に噴火したと、米地質調査所(USGS)が発表した。火山灰が「大量に放出される」恐れがあると警告している。

 USGSは、現地時間午後9時30分(日本時間21日午後4時30分)すぎに「キラウエア火山山頂のカルデラ(くぼ地)で噴火が始まった」と発表。「大量の火山灰が大気へ放出される」恐れがあると警告し、航空機向けの警報を最高レベルに引き上げ、キラウエア火山周辺の飛行を避けるよう勧告した。

 米国立気象局(National Weather Service)は、卓越風がハワイ島南西部の居住地域に火山灰を運ぶ恐れがあるため、呼吸器系疾患のある住民は「いつも以上に注意する」よう呼び掛けた。

 人気観光スポットのキラウエア火山は世界で最も活発な火山の一つで、1950年代から定期的に噴火している。(c)AFP