【12月21日 Xinhua News】中国国家航天局副局長で月探査プロジェクト副総指揮の呉艶華(Wu Yanhua)氏は17日、月探査機「嫦娥5号(Chang'e-5)」任務に関する記者会見で、試料の国際共有について次のように述べた。

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 中国政府は月の試料や関連する探査データを各国の志を同じくする機関や科学者と共有し、科学的な分析を行っていきたい。しかし残念なことに、2011年に米議会は「ウルフ条項」を採択、米航空宇宙局(NASA)などの機関が中国と交流・協力を行うことは制限されている。われわれは平等互恵、平和的利用、協力・ウィンウィンの原則を踏まえて、米側と誠実で友好的な協力を展開したい。(c)Xinhua News/AFPBB News