【12月21日 AFP】20日に行われた20-21フランス・リーグ1第16節のロリアン(FC Lorient)対レンヌ(Stade Rennes FC)戦の試合後、ピッチを温める温熱ランプが倒れ、これが当たったロリアンのグラウンドキーパーの男性が死亡する事故が起こった。

 仏メディアは一斉に男性の事故死を報じ、その後ロリアン(Lorient)市のファブリス・ロア(Fabrice Loher)市長がこれを認めた。

 同市は「ピッチのメンテナンスチームで働く契約スタッフの1人が、偶然倒れてきたヒートランプにぶつかり、命を落としました」と発表した。

 事故に気づいたのは、まだピッチに残っていたレンヌのベンチメンバーで、彼らの呼びかけに応じて他の選手や医療スタッフが慌ててピッチへ戻り、続けて消防隊も駆けつけるところが映像に残っている。

 ピッチ脇の面々がショックを受けた様子を見せる中、男性は救急隊の処置を受け、その後近くの救命センターへ搬送されたが、助からなかった。報道では38歳で、3人の子どもがいると伝えられている。(c)AFP