アルメニア、紛争犠牲者悼み3日間服喪 首相が行進率いる
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【12月20日 AFP】アルメニアは19日、係争地ナゴルノカラバフ(Nagorno-Karabakh)をめぐるアゼルバイジャンとの紛争の犠牲者を悼む3日間の服喪期間に入った。
紛争は9月下旬、旧ソ連構成国のアルメニアとアゼルバイジャンの間で勃発し、双方の犠牲者は民間人を含めて5000人余りに上った。
11月にロシアの仲介で結ばれた停戦合意により、アルメニアはトルコを後ろ盾とするアゼルバイジャンに支配地域を返還することになった。この合意内容はアルメニア国内で強い反発を招き、野党勢力はニコル・パシニャン(Nikol Pashinyan)首相の辞任を要求した。
国を挙げて喪に服する3日間の初日、パシニャン首相は数千人規模の追悼行進の先頭に立ち、紛争犠牲者が埋葬されている首都エレバンの戦没者墓地に向かった。
6週間に及んだ紛争の後、アルメニアの国民の多くは、パシニャン首相はアゼルバイジャンとの「屈辱的な」停戦協定に合意した「裏切り者」だと非難している。
パシニャン首相はこれまでのところ辞意は表明していない。(c)AFP