【12月20日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)の大会責任者を務めるクレイグ・タイリー(Craig Tiley)氏は19日、新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れる来年の同大会について、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を含む全トップ選手が現地入りする予定だと明かした。

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 四大大会(グランドスラム)のシーズン初戦となる全豪オープンは、当初の予定から3週間遅れの2月8日に開幕し、選手は到着時に2週間の隔離を義務付けられる。

 現在39歳のフェデラーは前週、2度の手術からの回復が予想より長引き、出場に向けては「時間との闘い」だと話しており、開幕の延期が命運を分ける可能性もある。

 この日、正式に大会の開幕日を発表したタイリー氏は、フェデラーと連絡を取り合っていることを明かし、同選手はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)で例年通りのプレシーズンを過ごしていると話した。

 フェデラー本人から新日程の方が準備に適していると聞いたとした上で、「だが今後2〜3週間のトレーニングで彼が手術にどう反応するかによるだろう」との見解を示した。

 フェデラーは全豪を6度制しているが、今年は準決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に敗れた後に手術を受け、残りのシーズンを全休。ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が全仏オープンテニス(French Open 2020)を制したことで、グランドスラムの最多優勝回数20回に並ばれていた。(c)AFP