【12月20日 Xinhua News】中国最大のオンライン旅行会社、携程旅行網(トリップ・ドットコム・グループ)は17日、中国国内利用者3億人の検索データを分析したリポートで、年末年始期間(30日~来年1月3日)の中国国内旅行の予約がピークに達したと発表した。

 リポートによると、新型コロナウイルスの世界的な流行を背景に国内旅行の需要が前月比で4・2倍に増えた。長距離旅行を計画している人が多く、北京出発の航空券の予約では、約4時間の距離にある南部のリゾート都市、海南省(Hainan)三亜行きの人気が高い。同社サイト経由で予約された31日出発便のうち、予約数が多かった上位3路線は北京-三亜、ハルビン-北京、北京-広州だった。

 鉄道旅行のピークは30日に始まると予想されており、広州市(Guangzhou)、長沙市(Changsha)、杭州市(Hangzhou)、ハルビン市(Harbin)、重慶市(Chongqing)、北京市で人出が急増するとみられる。

 ホテルの予約は、上海、北京、杭州、長沙、南京、三亜など多くの都市で12月中旬から増加。一部の都市では四つ星や五つ星ホテルの平均宿泊価格が前年同期比20~35%上昇している。一方、ツアー旅行の代金は、多くのコースで値下げや割引が実施されたことにより、個人ツアーが平均25%、団体ツアーが平均40%下がっている。(c)Xinhua News/AFPBB News