【12月19日 AFP】2020-21ノルディックスキー複合W杯は18日、オーストリア・ラムソー(Ramsau)で女子個人第1戦が行われ、中村安寿(Anju Nakamura)が3位に入った。

 W杯初開催となる同種目では、午前中に行われたジャンプで6位だったタラ・ゲラティモーツ(Tara Geraghty-Moats、米国)が、5キロのクロスカントリーを制して優勝を飾り、ギーダ・ヴェストヴォルド・ハンセン(Gyda Westvold Hansen、ノルウェー)が2位に入った。

 ノルディック複合はこれまで世界レベルでは男子のみの種目だったが、今季からは女子選手にも門戸が開かれた。

 来年2月23日から3月7日までドイツ・オーベルストドルフ(Oberstdorf)で行われる世界選手権(FIS Nordic World Ski Championships 2021)でも、女子複合は実施種目になっている。

 しかし、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって大会が相次いで中止になったため、W杯シーズンは大幅に短縮される可能性があり、日程に残っている女子複合はこの日が唯一だった。

 国際スキー連盟(FIS)は、今月に開催される予定だったものの延期になったノルウェー・リレハンメル(Lillehammer)大会の日程を調整している。(c)AFP