【12月19日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)は18日、来シーズンはアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)に代わってセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)がドライバーを務めると発表した。

 レーシングポイント(Racing Point)との契約が今季までとなっていたメキシコ人のペレスは、レッドブルでマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)のパートナーを務める。

 自身190戦目となった第16戦サキールGP(Sakhir Grand Prix 2020)で感動的な初優勝を果たし、安定感を欠くアルボンの交代候補になっていたペレスは、「選手権を争うチームでレースに参加する機会は、フォーミュラワンに参戦してからずっと望んでいたこと。レッドブルのカラーを身にまとい、マックスと共にグリッドに立てれば誇らしい瞬間になるだろう」と述べた。

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表は、「あらゆる関連データやパフォーマンスをじっくりと評価した上で、2021年にマックスのパートナーを務めるのはセルヒオがふさわしいと決断した」とコメントした。

 初のF1フル参戦となった今季、浮き沈みのあるパフォーマンスを見せたアルボンは、テスト・リザーブドライバーとして残留するという。

 4度の年間優勝を誇るセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)にレーシングポイントのシートを譲ったペレスは、レッドブルから声がかかるまで来季はオフになることも覚悟し、リタイアに終わった前週末の最終第17戦アブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix)では、涙でチームとの別れを惜しんでいた。(c)AFP