【12月20日 People’s Daily】中国国家郵政局が示したデータによると、11月16日までに、今年中国で運ばれた速達小包は700億件を超え、去年1年の量を上回ったという。速達小包業務量は500億件から600億件、そして700億件と連続して上昇している。

 700億件の速達小包が運ばれている背景には、爆発的に伸びているオンライン消費と、巨大な消費ポテンシャルをはらんだ中国の非常に大規模な市場がある。

 データが示すところによると、今年の大規模オンラインセール日である「双11」では、各大手Eコマースプラットフォームには500万近くの小売業者、25万のブランドが数億の消費者にサービスを行うという活況を呈した。

「速達小包業務は急速に伸びており、Eコマース産業の猛烈な発展の恩恵に浴しています。『双11』の期間中、各Eコマースプラットフォームのキャンペーンは速達小包業務量の顕著な伸びをもたらしました」と、中国物流購買連合会研究室の楊達卿(Yang Daqing)副主任は語る。統計によれば、11月1日から11日にかけて、速達小包業が処理した小包は39億6500万件にのぼり、中でも11月11日当日に処理された小包は6億7500万件に達し、これは前年比26.2%の増加で、史上最高値である。

 また、700億件の速達小包の陰にあったのは、効率の高い物流運送であり、デジタル化・スマート化への転換に向かう速達小包ネットワークである。

「午前0時30分に支払いが完了し、0時35分には荷物が届きました。SNSでも私より早く受け取った人はいませんでした!」。11月11日午前0時35分、杭州市(Hangzhou)蕭山区在住の李さんが早くも自分が「双11」で買った最初の荷物を受け取った。

 配達速度があがったのは、デジタル化とスマート化によるところが大きい。今年、中国の速達小包業は小包のデータ化を基本的に終え、どの小包も「データ上の身分証」を帯び、全ての配送段階で識別・追跡・割り当てが可能となった。現在、荷物の品だし、ビッグデータによる運送ルートの計算、仕分けの自動化、無人車やウエアラブルコンピューターの活用など、新技術が普及しつつあり、全過程でスマート物流が速達小包業を大きく変えている。

 700億件の小包が配送できたことには、中国社会におけるエコ意識の高まりも影響している。小包の包装は簡易化・エコフレンドリー化し、リサイクルに寄与している。

「双11」の期間中、速達小包の受け渡し地点には、小包包装回収ボックスが増設された。荷物を受け取った人はその場で中身を出し、梱包(こんぽう)を回収ボックスに入れる。

 リサイクル可能なトランジットバッグや梱包箱の使用や、大量に使用されるテープの減量、二重梱包の廃止なども注目すべき取り組みだ。今年の「双11」では、環境に配慮した措置が多く行われ、こうした簡易梱包が普及しつつある。

 人々のネットショッピング欲はますます加熱しており、効率的かつ迅速な荷物の配送が求められる。近い将来、速達小包業は新しい段階に入るであろう。(c)People’s Daily/AFPBB News