【12月18日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は17日、ヘッドコーチ(HC)が1試合につき1回のみビデオ判定を要求できるチャレンジ制度を継続すると明らかにした。この制度は昨季、1年間の試験導入が行われていた。

 NBAは、理事会が競技委員会からの勧告を受け、チャレンジ制度を今後も継続していく方針を承認したと発表。2019-20シーズンでHCがチャレンジした回数はレギュラーシーズンで計633回、プレーオフで計67回で、レギュラーシーズンでは44パーセント(計281回)、ポストシーズンでは40パーセント(計27回)の割合で当初の判定が覆った。

 またチャレンジに関し、二つの特定の状況について明確にする文言を承認した。

 これにより、チャレンジ開始前に試合遅延の反則があった場合、そのチームは直前のコールへのチャレンジ権を失う。また、審判団が適切な判定を下すために協議した場合、「ただちに」行わなければならないとされるチャレンジの時間枠は、最終的な判定で不利な影響を受けるチームが審判から通告を受けた後となる。(c)AFP