【12月18日 Xinhua News】中国民用航空局は16日の定例記者会見で、11月の民間航空輸送量について、貨物と旅客を合わせた全体で82億8千万トンキロと、前年同月の77・3%まで回復したと発表した。

 旅客輸送量は延べ4441万2千人で、83・7%まで回復。貨物・郵便輸送量は67万5千トンと3・5%減ったものの、減少幅は前月比で3・3ポイント縮小した。うち国際線の貨物・郵便輸送量は前年同月比1・9%増と、単月として今年初めてプラスに転じた。貨物専用便での輸送量は21・2%増の25万5千トンと、比較的高い伸びが続いている。

 全体の飛行時間は89万7千時間で、前年同月の88・9%まで回復した。軍事航空と定期航空路線を除いた一般航空は9・2%増の10万6千時間。航空事故は発生しておらず、民航局は「業界の安全生産は引き続き全体的な安定を保った」との見解を示した。

 11月の運航実績は41万7千便。1日当たりの平均は約1万4千便で、前月から2・3%減ったものの、前年同月の86・6%まで回復した。全国の定時運航率は91・8%と、比較的高い水準を維持している。(c)Xinhua News/AFPBB News