民間機でビル突入攻撃計画 ケニア人を起訴 米
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【12月17日 AFP】米司法省は16日、2001年9月11日の米同時多発攻撃のようにハイジャックした民間機で米国内の建物に突入する計画に関与したとして、ケニア人の男を起訴したと発表した。男はイスラム過激組織「アルシャバーブ(Al-Shabaab)」の構成員で、フィリピンで航空機の操縦訓練を受けていた。
発表によると、起訴されたチョロ・アブディ・アブドゥラ(Cholo Abdi Abdullah)被告(30)は、テロ関連の六つの罪に問われている。
アブドゥラ被告は2019年7月、フィリピンで逮捕され、今月15日に米国に移送された。
ニューヨーク・マンハッタン(Manhattan)地区のオードリー・ストラウス(Audrey Strauss)連邦次席検事は、アブドゥラ被告は民間機をハイジャックし、米国内のビルに突入させる準備の一環で、フィリピンで航空機の操縦訓練を受けたと述べた。
訴状によると、アブドゥラ被告は2017~2019年にフィリピンの操縦士訓練学校で訓練を受け、操縦士免許を取得した。この間、民間機をハイジャックする方法や米国の査証(ビザ)取得情報なども調べていたとされる。(c)AFP