【12月17日 AFP】米国務省は16日、マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)国務長官(56)が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性反応を示した人物と接触したため、自主隔離に入ると明らかにした。

 国務省はポンペオ氏の新型コロナの検査結果は陰性だったと表明。その上でポンペオ氏は「米疾病対策センター(CDC)のガイドラインに従い、自主隔離に入る」とし、「国務省の医療チームによって綿密な経過観察下に置かれる」と説明した。国務長官は大統領の継承順位で、副大統領、下院議長、上院議長代行に次いで4位。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は10月に新型コロナウイルスに感染。マスクを着用せず公の場にたびたび登場してきたトランプ氏に対し、ポンペオ氏は渡航の際、総じてマスクを着用していた。

 ポンペオ氏夫妻は15日、在外公館に派遣されている外交官らの家族を対象としたパーティーを主催した。米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)によると、ポンペオ氏は当初、会場での演説を予定していたがその後中止した。パーティーは屋内で開催され、900通余りの招待状が発送されたが、出席者は70人を下回ったという。(c)AFP