【12月16日 AFP】(更新)世界保健機関(WHO)の欧州地域事務局は16日、来年初頭に新型コロナウイルス感染の「再拡大が進む」恐れがあるとして、今年のクリスマスに家族で集まる際にはマスクを着用するよう要請した。

 WHOは「2021年冒頭の数週間、数か月に(同ウイルス感染の)再拡大が進むリスクが高い。これを確実に防ぐには、われわれは一丸となって取り組む必要があるだろう」との見方を示した。

 家庭内でマスクを着けることに抵抗を感じるかもしれないが、「着用により家族全員の安全と健康を守ることに大いに貢献できる」と理解を求めた。

 大勢の市民がクリスマス休暇に向け集まりの準備を進める中、WHOは「一人一人の判断の重要性を過小評価しないでほしい」と呼び掛けた。

 祝祭は可能ならば屋外で行うことが望ましいとし、「参加者はマスクを着用し、互いに物理的な距離を確保する必要がある」と勧告する一方、屋内のパーティーなどでは参加人数を制限し、換気を十分に行うことが感染リスクを軽減する鍵となると強調した。(c)AFP